十三歳の仲人

2004年12月3日 読書
ISBN:4163227601 単行本 平岩 弓枝 文藝春秋 2004/03/26 ¥1,200
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御宿かわせみシリーズ。平岩さん作品を読み始めるきっかけになったシリーズで読みやすい時代物。
…というか、内容は現代劇っぽいけど。

江戸時代を舞台にして現代のお話を書いている感じ。

連作短編が8作入っていて、そのうち3作品はかわせみに勤める女中のお石ちゃんと大工の棟梁の小源さんの恋愛模様がらみで、タイトルの話、二人の婚礼へと続く。

好きな人と単純に一緒になれない時代背景があって、気持ちを伝え合うのも難しい。
でも13歳の麻太郎くんのおかげで勇気を出すことができた。
二人が幸せになるのは確実。
…と思えマス。

なにしろ二人とも人柄がいいし。

今の時代は平気で人を騙す人が増えた気がする。
嘘をついても心が痛まない人が。
もちろんどんな時代にもそういう人はいたと思うけど
現代人って心が病んでる人が多い…。
そういう人と近くにいると私も影響受けそうでこわい。

どんな恋愛も確実なものなんてない。
だけどあの二人はお金持ちにはならないかもしれないけど
気持ちはきっとずっと幸せでい続けられると思う。
お互いを信頼しあって尊敬しあって生きてゆける二人。

そんな人に私もいつかなれるだろうか。
そんな人に私もいつか出会えるだろうか。

今の彼がそうであったら本当に嬉しいのだけど。

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